本EXPOは国内唯一のオーガニックライフスタイルに特化された展示会であるが、8回目となる今回は「第1回サステナブルセレクションEXPO」と同時開催された。また2024年6月には関西初上陸となる京都での第1回開催も予定されるなど、オーガニック3・0のさらなる推進とSDGsの実現に向けて発展している。
各ブースはカテゴリーごとに色分け配置され、バイヤーのみならず一般客にも見やすい構成。買物を楽しみ、オーガニック弁当やコーヒーに舌鼓を打つ人々で賑わっていた。会議室では連日セミナーやセッションが行われ(事前予約)、さらにキッチンステージプログラムではジョージアやデンマークの大使館トークやクッキングショーが行われるなど、学びにおいても工夫が見られた。
この7月で23周年を迎えた㈲スローの代表、小澤陽祐氏は「オーガニックコーヒー、特にデカフェはあまり美味しくないと言われがちですが、Slow Coffeeは危険な薬品や味の抜けすぎる水だけの方法ではなく、水と二酸化炭素の作用を利用した装置でカフェインを除去するため安全で美味しいんです!」と胸を張る。フェアトレードで輸入された良質なオーガニックのコーヒー豆だけを自社で焙煎することにもこだわり、産地への搾取問題にも配慮している。
2023年11月号(10/15発行)掲載