明治元年開港の神戸港を中心に国際貿易都市として発展した港町・神戸。1982年に開館した神戸市立博物館はかつて外国人居留地だった地域に位置し、神戸三宮のメインストリートの一つ京町筋に面する。博物館のテーマは「国際文化交流、東西文化の接触と変容」。「神戸の歴史展示」の常設展示と、期間ごとに内容が変わる「コレクション展示」で構成される。
1階にあるミュージアムショップは2019秋の博物館のリニューアルオープンを機にミュージアムショップカフェに生まれ変わった。有名カフェとコラボする新スタイル。神戸発の人気カフェ・レストランTOOTH TOOTHが和をコンセプトにしたお店「TOOTH TOOTH凸凹茶房」を併設し、ここにしかないドリンクやスイーツを楽しめる。
「従来2階にあったカフェを入場無料になる1階に移しました。カフェ・ショップ目的での来館も可能になりました」と学芸課の水嶋彩乃氏。コロナで休館の対応にも迫られたが、入館者数は少しずつ戻りつつある。
2022年1月号(12/15発行)掲載