シャディ㈱が地方の防災対策を促進する新プロジェクト「街の防災窓口」を本格的に始動した。
東日本大震災以降、防災用品市場は年々拡大、さらに国内で頻発する自然災害により被災経験のある地域が増えている。しかし防災への意識が高まる一方で、防災用品の購入場所や相談ができる場所が少ないのが現状だ。そこでシャディは、地域販売店ならではの強みを生かし、店舗内に「防災窓口」コーナーを設けて防災の相談ができる環境を作る。
なお、2月16日開催の「シャディギフトEXPO2023(インテックス大阪)」では、初の「防災窓口」コーナーを展開し、防災グッズの売り場づくりを提案。さらにメディアでも話題の防災食アドバイザー・今泉マユ子氏と開催した「防災セミナー」は、立ち見がでるほどの反響ぶりだった。
今泉マユ子先生とタイアップ、防災マイスター制度を新設
「防災窓口」の開設にあたり、防災知識をしっかり習得するためのサポートを販売店に用意する。まず、「シャディギフトEXPO2023」でもご協力いただいた今泉マユ子氏とのタイアップが実現。今泉氏は、管理栄養士としても活躍し、災害食のレシピ開発や商品開発に携わり、著書は22冊にのぼる。大村泰治社長が「街の防災窓口」について話したところ、今泉氏から大きな共感を得て、協力を得ることができた。そして、販売店への支援として、今泉氏の協力を元に初心者でも安心して防災知識を身に着けることができる「シャディ防災マイスター制度」を創設。これは一定の研修プログラムの受講を終了すれば、「シャディ防災マイスター」の認定証が授与されるというもの。
また防災グッズについては販売店向けに「店頭導入おすすめキット」を提供する。今泉氏が実際に災害に遭遇した際に、本当に役立つ防災グッズ70点を選定。地域性や店舗の広さを考慮しながら、耐震グッズから衛生商品、水、非常食までバランスよく揃えることができる。今後は今泉氏による防災講座やエリア別勉強会の開催、コラボPBも開発していく方針だ。
2023年5月号(4/15発行)掲載