SDGsへの取り組みで 企業価値を高める

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称である。発音は、エス・ディー・ジーズ。時々エス・ディー・ジー・エスと読まれるが、最後はGoals(ゴールズ)の略。SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193カ国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標である。17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されている。

17の大きな目標

①貧困をなくそう

②飢餓をゼロに

③すべての人に健康と福祉を

④質の高い教育をみんなに

⑤ジェンダー平等を実現しよう

⑥安全な水とトイレを世界に

この6つの目標を見ると、貧困や飢餓、健康や教育、安全な水など、発展途上国に対する支援目標のように見える。実際新型コロナウイルスの感染防止に不可欠な手洗いをできる水がない、という国が多数あることが大きな懸念となっている。

しかし日本の子どもの6人に1人が貧困と言われていたり、ジェンダーの平等に関しては2019年12月に世界経済フォーラムで発表された数字によると153カ国のうち120位と、とても低く、これらの目標は先進国である日本国内でも当てはまることだと言える。

⑦エネルギーをみんなにそしてクリーンに

⑧働き甲斐も経済成長も

⑨産業と技術革新の基盤をつくろう

⑩人や国の不平等をなくそう

⑪住み続けられる町づくりを

⑫つくる責任つかう責任

この6つは、エネルギーや働き甲斐、技術革新に町づくりと、先進国である日本と密接にかかわる目標である。

⑬気候変動に具体的な対策を

⑭海の豊かさを守ろう

⑮陸の豊かさも守ろう

⑯平和と公正をすべての人に

⑰パートナーシップで目標を達成しよう

この5つは、気候変動や海、陸の話など発展途上国や先進国のくくりではなくもっと包括的な目標となっている。

続きは2020年6月号(5/15発行)掲載

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