JCAL 2024年版カレンダー新作展示会「暮らしに必要不可欠なカレンダーを責任持って作っていく」

全国カレンダー出版協同組合連合会(略称全カ連、宮﨑安弘会長)は、2024年版カレンダー新作展示会を4月20・21日、東京都北区の北とぴあ展示ホールで開催した。会場には、連合会加盟メーカーの約1600点のカレンダーをカテゴリーごとに展示。また、一角には中南米とパキスタンのカレンダーと同組合選出の優秀作品も展示された。4月20日の午後には、日本カレンダー暦文化振興協会(略称暦文協、中牧弘允理事長)主催の暦文化ミニフォーラム「明治改暦150年記念カレンダーの今後の展望」が行われた。

継続と改革で業界の発展を

開会式で宮﨑全カ連会長が「昔は、祝日の変更などの問題が起こってもなんの手立てもなくせっかく作ったカレンダーを廃棄せざるを得ませんでした。20年前からこのような展示会を開催し、関係各位にカレンダーの製造期間についてご理解いただけるようお願いしてきました。過去5回ほど開催できない年もありましたが、今年は無事に開催できる運びとなりました。原材料やエネルギー価格の高騰で、今年はいまだかつてない約20%の値上げをお願いせざるをえない状況ですが、生活になくてはならないカレンダーを、責任を持って作り続けるよう、業界が一丸となって務めてまいります」と挨拶した。

 

2023年6月号(5/15発行)掲載

最新情報をチェック!