2022総合カタログ巻頭特集と注目企画

防災防犯家電SDGsが3本柱 食品はオリジナル冷凍に注目

ギフト総合カタログの一般的なページネーションは、巻頭特集、第2特集、商品ジャンル別ページ、販促ページ(商品予算別)という割り振り。近年は、この構成にカタログギフトの紹介ページが巻頭特集の前へ躍り出た。2022年版では10社中、8社がトップ頁に位置する(ハリカは巻末、テライは掲載なし)。「カタログギフトは食品に次ぐ最大の売れ筋、巻頭で宣伝しない手はない」(企画担当者)というわけだ。

今年度はそのカタログギフトを押しのけてトップに君臨し始めたのが「SDGs」だ。シャディと藤田商店は見開き2頁でSDGsの取り組みを解説、ハリカは環境に配慮した製品やサスティナブルを謳う素材を強調。ギフト21は国連ガイドラインに準拠するSDGsピンバッジの製作を筆頭に6頁にわたって関連商材を巻頭特集した。業界団体の(一社)日本ギフトサプライヤー協会でもSDGsの取り組みを宣言すべく政策委員会で協議中とあって、ここ数年は世界中で巻き起こっているSDGsの波がギフト業界にも怒涛のように押し寄せてきそうだ。業界10社の総合版企画と動向を探った。

 

2022年3月号(2/15発行)掲載

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