新工場訪問/アキラカレンダー「工場新設で名入れ作業効率をアップ」

アキラカレンダー㈱(京都市、審政義社長)は5月、本社の一角に名入れ印刷機(通称チャリンコ)専用工場を新設した。1959年に京都府宇治市で現社長の父治郎氏が扇子メーカーとして創業、現在の伏見区へは2004年に移転した。移転後まもなくからテナント貸ししていた一角(約200平方メートル)をチャリンコ工場としてリノベーション。5年前から徐々に台数を増やしたチャリンコ10台を効率よく稼働させるスペースが誕生した。審社長に新工場設立の意気込みを聞いた。

社員全員がオペレーターに

─工場を新設されたきっかけは

テナントの印刷資材会社が移転になり、敷地内でスペースが確保できることになったのがきっかけです。10台あるチャリンコの作業場と倉庫にして仕事を効率化させようと考えました。長年、下請け業者に名入れを委託していました。通常とは異なる少し複雑なやり方でお願いしていたのですが、その業者さんが廃業され自社でやらざるをえなくなりました。そこから始めたわけですから、チャリンコ業者としては後発です。自社で完結するためにはチャリンコの台数、社員の数も確保しなければならず徐々に増えていったのです。

 

続きは2021年7月号(6/15発行)掲載

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