ラオックス・ロジスティクス、中国山東省済南市で保税倉庫を運営

ラオックス㈱(東京都港区、飯田健作社長)のグループ会社であるギフト物流大手のラオックス・ロジスティクス㈱(栃木県栃木市、浜野幸也社長、以下LL)は中国山東省済南市で保税倉庫の運営を10月30日より開始。ラオックスグループおよび日本国内外の企業向けに保税倉庫の手配や各種通関業務サービスを提供していく。これにより、日本はじめアセアン諸国などの海外から中国大陸における一般貿易および越境ECの物流網をシームレスに構築し、日本企業の中国進出や中国全土への展開を支援する。

多くの日本企業は北京、上海、深圳、広州の一線都市を中心にビジネスを展開しているが、近年では当該地域に加え、二線都市への進出が進んでいる。LLが保税倉庫を運営する済南市は二線都市に指定される人口約920万人の山東省の省都で、北京と上海のほぼ中間に位置する成長著しい中心都市。1億人の人口と中国の省で3位のGDP規模を持つ山東省は、隣接する華北地域の河北省と華中地域の河南省と合わせて、総人口2・8億人、経済規模16・4兆元(約274兆円)の黄河下流と環渤海経済圏を形成する。

 

2022年1月号(1/15発行)掲載

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