カランドリエ 「ミュシャ」と12の月/堺 アルフォンス・ミュシャ館 7月25日まで開催

企画展「カランドリエ ミュシャと12の月」が堺アルフォンス・ミュシャ館で3月27日㈯から7月25日㈰まで開催されている。カランドリエとは仏語の暦(カレンダー)。アール・ヌーヴォーの代表的な画家として知られるアルフォンス・ミュシャ(1860〜1939年)は19世紀末のパリで活躍し、ポスター作品が有名だが、実はカレンダーも数多く制作した。代表作のひとつ「黄道十二宮」も当初はカレンダーとして制作されたもの。同展では当時の人々の暮らしを彩ったカレンダーなど137作品を公開。

館内展示は、その月、その季節にふさわしいミュシャの作品を12の月の流れに沿って紹介。装飾パネル「四季」をはじめとした春夏秋冬にまつわる作品、クリスマス、ハロウインなどの行事がテーマの作品、さらに「ミュシャと妻マルシュカの結婚記念日」、「パリ万博開幕日」「サラ・ベルーナを讃える日」などミュシャの生涯の重要な日にも着目し、知られざるエピソードを交えながら人物像に迫った。また、明治期の堺の商店が配布していた暦と引札(広告チラシ)も展示され、カレンダー業界人にとっても必見の企画展だ。

4月10日には(一社)日本カレンダー暦文化振興協会の中牧弘允理事長(国立民族学博物館名誉教授、吹田市立博物館特別館長)が「アートとカレンダー─ミュシャと12の月展に寄せて」を講演(次号詳報)、ミュシャのカレンダーを特徴づける黄道十二宮、四季絵、月次絵を当時のヨーロッパの作品群や日本の浮世絵との関わりやカレンダー暦と比較した。

 

続きは2021年6月号(5/15発行)掲載

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