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ケーススタディ

防災用品専門店/防災ファーム「日常使いで〝もしも〟に備える」

2019年5月にオープンした「防災ファーム」は、全国でも数少ない防災専門のアンテナショップだ。運営するのは50年にわたり、学校向けの教材や防災用品の販売を手掛ける三和商事(千葉県船橋市・小林正樹社長)。 家庭向けに「いつも使っているものを防災対応に変えませんか」と、日常でも役立つ防災用品や非常食・備蓄食をセレクトして販売している。また、メーカー機能を併せ持ち、オリジナル防災用品の開発も同社の得意と […]

業界緊急取材/第5弾 「コロナ・パンデミックほぼ1年、ギフトショップはかく戦えり」

新型コロナウイルスがパンデミックの様相を呈し始めたのが昨年3月ごろから。冠婚葬祭は人と人の出会いで成り立つが、三密回避、緊急事態宣言はそうした出会いをことごとく否定する。ブライダル、仏事の二大用途に大きく依存してきたギフト業界にとっては厳しい市場環境が続く。 本項では、各地のギフト店にこの1年を振り返ってもらった。売上げを大きく落とすことなく“踏ん張ってきた”店から浮かび上がったのは次の6つ。 ① […]

工場リポート/岩田良「ベテラン社員による万全な品質管理」

1964年設立の総合ギフトメーカー㈱岩田良(小佐々明社長)は「プラスチック成型ならどんな要望にも応える」が会社のテーマ。印章ケースや貯金箱といったノベルティからオフィス家具の部品まで、プラスチックのモノ作りを追求し、数々のアイデア・ヒット商品を世に送り出してきた。商品は全て「メイド・イン・八尾」。今回、56年培った職人技とノウハウを探りに八尾にある自社工場を訪ねた。 「金型生命」が作業の原点 自社 […]

新店OPEN/マスク・ドット・コム「200種類以上から選べるマスク専門店が大盛況」

多種多様なマスクが市場に登場したことで、洋服に合わせて選ぶ「マスクコーデ」を楽しむ人が増えた。アパレル関連企業が「ファッションマスク専門店」を店舗や通販サイトで次々に開業している。 メディアで話題になったのがファッションマスク専門店「Mask.com(マスク・ドット・コム)」だ。運営はイオングループのアパレル企業㈱コックス(東京都中央区・寺脇栄一社長)。9月8日に公式オンラインストアと同時に東京駅 […]

新店OPEN/東京ギフトパレット「仕事帰りの〝ご褒美〟需要にも対応」

JR東京駅八重洲口直結の商業施設「東京駅一番街」に、手土産専門店ゾーン「東京ギフトパレット」が8月5日にオープンした。運営は東京ステーション開発㈱(東京都千代田区)。 東京駅前八重洲・日本橋エリアは「東京駅前常盤橋プロジェクト(三菱地所)」などの再開発計画が進んでいる。2027年に日本一の高層ビルが東京駅前に誕生するなど、多くのオフィスビルが建設される予定だ。これらの東京駅八重洲周辺の再開発に伴う […]

ショップ探訪/大阪国際空港「地元人も楽しめる遊び場に」

伊丹空港の通称で親しまれる大阪国際空港(大阪府豊中市蛍池、以下伊丹空港)が、50年ぶりの大規模改修を経て、都市型先進空港に生まれ変わった。2018年4月に第一弾となる先行エリアをオープンし、今年8月に全棟のリニューアルが完成した。運営は関西エアポート㈱(大阪府泉佐野市)。 地上アクセスなどビジネスユースへの対応を強化するほか、商業エリアを充実させ、旅客も地元人も楽しめるスポットに様変わりしている。 […]

セミナー特集/第1回ライフスタイルWeek関西 開催記念「リアル店舗の在り方とネットの活用」

ライフスタイルWeek関西(9月9〜11日/インテックス大阪)は、コロナ禍で大規模見本市が遠のいていた大阪での開催とあって、「商材を積極的に探すバイヤー(8123人)」が訪れ、大きな成果を収めた。また、同時開催の特別セミナーは「リアル店舗の在り方とネットの活用」という、流通業にとっていま最も旬なテーマに挑み大評判だった。本項ではそのうち3つの講演を抄録した(文責・編集部)。 蔦屋家電+が体現するア […]

WITHコロナの商品開発/coto mono(コトモノ)「SNSでアジア仏教国から反響」

奈良市中心部、奈良公園や大仏殿にほど近い風情ある街並みの“ならまち”。個性的なカフェや雑貨店が立ち並び観光客にも地元の人たちにも人気のスポットである。細い路地を入ったところにある小さな文具店「coto mono(コトモノ)」。こじんまりとした民家を改装した店舗は、コロナ対策で入店人数が制限され、店の前には入店待ちの列ができていた。 東岡智恵子店長がデザインする奈良がモチーフの文具・雑貨「ならうふふ […]

コロナ禍の商品開発/京都深村「新発想のマスクで勝負をかける」

京都市内中心部からは外れた住宅街の中、風情のある京町家にのれんがかかった店舗が「京都深村」である。コロナ禍でヒットしたのは、アマビエどらやきとアマビエTシャツ。店舗の奥ではどらやきを製造中で、甘い香りが辺りにただよう。店内には多種多様なアイテムが並んでいる。深村圭社長の次々と湧き出るアイデアから、斬新な商品が生み出されている。「これから力を入れていきたい新商品」が誕生したと聞き、取材に伺った。 京 […]

新型コロナ影響と対策第4弾/アフターコロナの店づくりに関心大

中元商戦を終えた全国のギフトショップ。前年比で落ち込みを覚悟していたが、結果は前年並みまたはそれ以上の成果を出すところが多かった。7、8月の商況は4〜6月と比べ、明らかに回復傾向を示した。ただ、秋以降もこのペースで進むかどうかは別問題。各ショップから楽観論は聞かれない。 “アフターコロナ”が視野に入りつつあり、コロナ後の商品づくり、店舗づくり、業態変革に対する関心が強くなっている。各店の経営トップ […]