塩見団扇/発想の転換から生まれたニューウェーブ団扇

塩見団扇㈱(京都市山科区、秋田悦克社長)は、京うちわのイメージを一新するスタイルの団扇、「角扇」「やさいうちわ」を発売する。2月の東京ギフトショーに出展したところ、幅広い業種のバイヤーの目に留まった。斬新なデザインの新製品誕生の経緯を秋田悦克社長にうかがった。

きっかけは、京都商工会議所が主催する京都の工芸品事業者が、日本全国に向けて新たに発信するものづくりプロジェクト「あたらしきもの京都」への参加だった。セールスアドバイザー、デザイナー、マーケティングアドバイザーらにあらゆる角度から商品づくりやブランディングのアドバイスを受け新製品が完成した。秋田社長は、「これまで社内で企画・デザインしていたものとは、全く違う経緯で生まれた商品です。縦のものを横にするような思い切った発想の転換があり、楽しみながらものづくりができました」と手応えを感じている。

続きは2020年5月号(4/15発行)掲載

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