インタビュー/伏見上野旭昇堂 上野泰正 社長 「新しい切り口」で配布をアピール

曲がり角の大量配布

うちわ・扇子などイベントで粗品や販促商品として配るものが壊滅的な打撃を受けました。プラうちわは前年比7割減です。博多どんたく、祇園祭、ねぶた祭と大きなイベント・祭りが中止になり、業界として大きな影響を受けています。土産物店は閉店状態が続き、需要は大減少です。とにかく、コロナウイルスで社会が変化することは否めません。生産性が低下し、集客が必要なイベントの開催は今後難しくなります。

結局、うちわを大量に配布するこれまでのやり方は、どこか曲がり角に来ているのではないかと感じます。特にポリうちわです。ただ、竹うちわや扇子に関しては、6月くらいから徐々に注文が回復し始めています。前年比の減少をカバーするほどではないのですが、既製品や別注品で注文が来だしています。

 

続きは2020年9月号(8/15発行)掲載

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