「テーブルウエア・フェスティバル」にギフト動向を探る

自分の個性で揃えたい、パーソナルギフトに伸長余地

日本最大級の器の祭典「第28回テーブルウエア・フェスティバル」が東京ドームで開催された。一般消費者が対象で毎年25万人以上の来場で賑わうビッグイベントだ。スペシャル企画やテーブルウエアコンテストを楽しむだけでなく、試食試飲、好きな器をその場で購入できるといった体験型コンテンツが充実し、30〜40代の女性ファンが毎年来場する。

瀬戸焼ブースで注目を集めた「温故創新」コーナー。定番の瀬戸織部焼とは異なる色味とデザインが特徴

 

約1万3000㎡のドームを目一杯使った会場には協賛26社、骨董通り16社、展示販売コーナーに189社が集結。有田焼、美濃焼といった日本が誇る陶磁器の産地、「ノリタケ」「マイセン」など国内外の著名食器ブランドはじめガラス、漆器、木工品など多彩なテーブルウエア約13万点が展示された。

ビジネス面では「市場は厳しい」と出展社は口を揃えるが、そうは感じさせない賑わいぶりだ。「かわいい」「欲しい」といった声が飛び交い、食器を何点も手に会計待ちする姿をあちこちで見受けた。消費者はどのような商品に関心があり、購入しているのか。賑わっているブース中心に、テーブルウエアの動向を探ってみた。

 

続きは2020年4月号(3/15発行)掲載

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