工場リポート/岩田良「ベテラン社員による万全な品質管理」

1964年設立の総合ギフトメーカー㈱岩田良(小佐々明社長)は「プラスチック成型ならどんな要望にも応える」が会社のテーマ。印章ケースや貯金箱といったノベルティからオフィス家具の部品まで、プラスチックのモノ作りを追求し、数々のアイデア・ヒット商品を世に送り出してきた。商品は全て「メイド・イン・八尾」。今回、56年培った職人技とノウハウを探りに八尾にある自社工場を訪ねた。

「金型生命」が作業の原点

自社工場は、昭和43年から45年に本社工場と本社から5キロ離れた高砂工場の2カ所に設けられた。企画から納品まで、各部門の密接な連携で一貫製造体制を構築している。第一工程となる射出成形で部品製造を担うのは高砂工場。そこで仕上がった部品を本社工場へ移し、加工や名入れ、検品などの最終仕上げに着手する。取締役常務の髙岡政弘氏は「機械の入れ替え以外は創業当初のまま。いかに短納期で高品質に仕上げるか。試行錯誤を繰り返し、ひたすら技を磨いてきた」と語る。

 

続きは2021年2月号(1/15発行)掲載

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