団扇扇子商況インタビュー

平井星光堂 平井孝治 社長「昨年度受注分の動きが鍵にぎる」

公的なイベントは全部コロナで中止になってしまいました。そういう意味で、これからもいろいろな習慣が変わっていくだろうと推測されます。三密がいけないとなると、儀礼的な行為・慣習が取り止めになる可能性が高まります。経済活動と言いますが、結局、人と人が会って何かの形を作り上げているのです。お世話になったところに行くのは儀礼とは異なると思いますが、「今年もよろしく」と挨拶に行くのは悪いことではないと思います。

伏見上野旭昇堂 上野泰正 社長「抗ウイルスの漆喰京扇子を開発」

昨年のうちわと扇子の夏の売上げは、19年同期比3割減。上半期は大きな痛手を被りました。この流れで今年に入り、コロナが続いていることもあって既製品がすごく残りました。メーカーはすべてそういう状態で、販売店様も注文商品の在庫が多く残っているため、今年の商戦はマイナスからのスタートになります。商品づくりにおいては、既製品を継続させ、もちろん新しい商品も作っていきますが、ぐっと製造を抑えながら、在庫を適正在庫に戻す営業を進めています。

 

続きは2021年9月号(9/15発行)掲載

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